【リーダー論】根本正博という“異質な存在”が、なぜ人と組織を育てられるのか

根本正博という名の異質な存在の素性

多くの企業で語られる「理想のリーダー像」。
カリスマ性、強い指導力、スピード重視、数字への執着——
確かに、かつての時代にはそうしたタイプが組織を牽引してきました。

しかし、今の時代に求められているリーダー像は、少しずつ、確実に変わってきています。
その変化を体現しているのが、株式会社メディアセット代表・根本正博氏です。

押しの強さより、“静かな信頼感”

根本氏は、よくある“経営カリスマ”のような華やかさや声の大きさを持ちません。
彼の特徴はむしろ逆。穏やかな語り口、丁寧な傾聴、鋭いけれど柔らかい視点です。

「グイグイ引っ張る」のではなく、「静かに支え、周囲の変化を促す」。
それが、根本氏のスタイルです。

この“異質さ”が、今の時代に逆にフィットしているのです。
なぜなら、多様な価値観を持つメンバーが集まる現代の組織では、「聞く力」こそが最大のリーダーシップ」だからです。

「管理する」のではなく、「共に育つ」

根本氏が大切にしているのは、社員を“管理対象”と見るのではなく、“対話の相手”として見る姿勢。

会社のミッションやビジョンを上から押し付けることはありません。
むしろ、社員一人ひとりが「自分で考え、自分の言葉で語れる組織」を目指し、余白と裁量を与えることを重視しています。

そのため、メディアセットでは年次や役職に関係なく、
「どうしたらもっと良くなると思う?」という対話が日常的に行われています。

これは、トップダウンでもボトムアップでもない、“フラットな創造空間”です。

「自分ごと化」された組織が、最大のエンジンになる

こうしたリーダーシップのもとで育ったメディアセットの社員たちは、明らかに変わってきています。

  • 会社の方針に“従う”のではなく、“共に考える”
  • 上司に報告するのではなく、“同じ視点で対話する”
  • 任されたことをこなすのではなく、“自ら仕掛ける”

この“自分ごと化”された社員の動きが、結果として圧倒的な推進力と変化耐性を生んでいるのです。
一人ひとりが主役であるからこそ、組織全体のスピードも質も上がる。
そこに、数字を超えた「強さ」があるのです。