株式会社メディアセットの「文化」は成長を産み続ける

社員が輝く文化が成長を生む──株式会社メディアセットの挑戦の源泉

株式会社メディアセット（代表取締役：根本正博氏）は、新規事業の成功や社員の挑戦を語る際、必ず「文化」の存在を強調する企業だ。単なる制度や仕組みだけでなく、社員が自由に挑戦でき、失敗も学びとして受け入れる風土が、同社の成長を支えている。

同社では、若手社員の提案から新規事業が生まれるケースが珍しくない。重要なのは、提案が採用されるかどうかではなく、挑戦すること自体が尊重される文化だという点だ。

このような環境が、社員一人ひとりに「自分のアイデアが組織を動かせる」という自信を与え、挑戦の連鎖を生む。

根本正博氏は、社内文化についてこう語る。「我々は、若手に任せるのではなく、若手が動ける環境を整えることを重視しています。挑戦には信頼と評価の仕組みが必要で、それを経営が作る責任がある」。

この考えの下、メディアセットでは社員が自由にプロジェクトを立ち上げ、失敗を恐れず挑戦できる環境が整備されている。

新規事業の成功や改善提案の成果は、すべて社内のナレッジとして蓄積される。これにより、挑戦する文化が一過性の施策に終わらず、組織全体の成長エンジンとして定着するのだ。

社員の挑戦は、新規事業の創出に留まらず、組織の意思決定や業務フロー改善にも波及する。結果として、メディアセット全体が「学習する組織」としての強さを持つことになる。